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「読めない」が「わかる」に変わる!私が英検の過去問を「自分専用の最高の教材」に変えた完コピ音読法

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英検やTOEICの過去問を何度解いても、読解のスピードが上がらない。単語は調べて分かるはずなのに、内容が頭を素通りしてしまう…。私自身も、そんな「読めているつもり」の壁にずっとぶつかって悩んでいました。

そんな時、手探りで色々な方法を試す中で、英語の理解度がグッと変わったある練習法に出会いました。
それは、過去問の英文を「サンプル音声と1ミリもズレずに完コピするまで音読する」という方法です。

目で追うだけだった英文に、脳内の「音」の回路をつなぐ練習法。学生の頃のような記憶力にはもう頼れないからこそ、大人のやり直し英語には、体に直接染み込ませる工夫が必要だったんだなと痛感しています。

今回は、私が準1級に合格するまでの間、コツコツと実践してきた「完コピ音読法」の手順をシェアしたいと思います。少しでも、同じように悩む方のヒントになれば嬉しいです。

手順1 音声を「1ミリもズレない」まで細かく確認する

この音読を始める前に、まずは自分の耳と声を「疑う」ことからスタートしました。

サンプル音声をただ流して聞くのではなく、スマホの速度調整機能を使って0.8倍、0.5倍、ときには0.3倍まで再生スピードを落とし、極限まで細かく音を確認します。 文全体のイントネーションはもちろん、単語一つ一つの音の上がり下がり、そして英語特有のタメの長さまでこだわってマネをしていきました。

単語だけ聞く時と英文中での発音が違うことも多々あり、ゆっくり再生しても耳だけでは捉えきれない時もあります。そんな時は「視覚化」するのが一番です。 正解か不安でも、まずは自分の耳に聞こえた感覚を頼りに、音程を山なりの線や矢印にして問題集(またはコピーした紙)に書き込んでみます。発音されていないTの音に斜線を引くなど、気づいたことをどんどんメモしていきます。

そうやって自分専用の「音読用原稿」を作り、それを見ながらサンプル音声の真似をしていきます。最初はゆっくりのまま練習し、そっくり同じスピードで発音できたら、少しずつ元のスピードに戻していくという地道な作業です。

サンプル音声は、問題集の英文のネイティブ音声が聞けるなら何でもいいと思います。英検の過去問だと、リスニング問題の音声が聞けますよね。昔使っていたTOEICの公式問題集だとリーディングの英文にも音声がついていました。そういう音声を聞くだけでなく、マネしてみてください。

また、大人ならではの悩みとして「家族がいて大きな声が出せない」「集合住宅で周りが気になる」という環境の壁もありますよね。 そんな時は「ウィスパーボイス(ささやき声)」で十分です。実は、大きな声を出さなくても、口の形や舌の位置、息の出し方をサンプル音声と一致させるだけで、しっかり練習になります。声に出さず、脳内で音を補完しながら口を動かすだけでも、十分なトレーニングになりました。

手順2 大人の強み「すきま時間」をすべて音に捧げる

中高生の頃は、今と比べると記憶力も良く、机に向かって何時間も勉強できるスタミナがありました。でも、家事や仕事に追われる今の環境では、まとまった「勉強するための時間」を作るのは本当に大変ですよね。

だからこそ、大人のやり直し英語には工夫が必要です。私が徹底したのは、日常のあらゆるすきま時間を無駄にせず、英語の「音」に触れることでした。

お皿を洗いながら音声を聞いてぶつぶつ呟いたり、洗濯物をたたむ横に過去問を置いて確認したり。少しでも時間を見つけては、イヤホンで英語の音声をずっと聞いて、声に出せない時でも口だけは動かすようにしました。 この毎日の小さな積み重ねで、大人のスタミナ不足や記憶力の衰えをしっかりとカバーしていきました。

手順3 音声と自分の声が「重なる」気持ち良さを味わう

分からない単語や英文の音声は極限まで再生スピードを落とし、何度も何度も繰り返し練習していくと、ある時、サンプル音声と自分の声がピッタリと重なる「完全オーバーラッピング」の瞬間が訪れます。

言葉にするなら、この瞬間は本当に「すごい感動と心地よさ」なんです! 綺麗に整列したタイルの中で、たった1つだけズレていたものを指で動かして、模様がピシッと揃った時のような、あの何とも言えないスッキリ感です。

「ぴったりハマった!」という感動を味わったときには、その英文が、もう自分自身の一部になっています。何度もくり返し聞いているから暗記もしているし、ナチュラルスピードにも慣れていて、自然と口から発することができる。これは、脳内に英語の回路が繋がったサインなのだと思います。

音読を続けて感じた2つの嬉しい変化

この完コピ音読をひたすら続けた結果、試験対策という枠を超えて、私の中の「英語の感覚」に嬉しい変化が起きました。

脳内で音声の「自動再生」が始まり、読むスピードが上がった

以前はちょっと長い文章だと、後ろから訳す「返り読み」をしないと、意味がスッと入ってこないことがありました。 しかし、正しいリズムとイントネーションを体に叩き込んだあとは、黙読している時でも、脳内でスラスラとネイティブの音声が自動再生されるようになったのです。

英語の自然な流れや強弱が感覚的に分かるようになり、文字だけでは分かりにくかった「単語のカタマリ」が自然とつかめるようになりました。結果として、前から順にスラスラと理解できるようになり、「読めない」が「わかる」と思えるようになりました。

また、リスニング問題でも、音声を聞いた後に選択肢を読んでも問題ないくらい余裕が生まれました。そのくらい英文を読んで理解するスピードが上がったんです。先読みをする必要もないので、焦らずに試験を受けられるようになりました。

単語を覚えるスピードが上がり、好循環が生まれた

もう一つ、予想外のメリットがありました。新しい単語に出会った時も「音」としてインプットできるようになったことです。

英語特有のリズムが体に染みついているため、例文の発音とセットで覚えるのがラクになり、単語や熟語を覚えるのが格段に早くなりました。
単語帳を回すのがラクになったので周回する苦労が減り、語彙力が増えやすくすなって、さらに読める文章の幅が広がっていく。そんな好循環が生まれました。

とは言え何千もの単語を一気に覚えられる訳ではないので、地道に単語を覚えていく作業は続いていきます。それでも以前よりサクサク進めていけるようになったのは、間違いなく完コピ音読で脳内に英語の回路を作ったおかげだと思います。

過去問は「解く」ものではなく「使い倒す」もの

「英語が読めない」と悩んでいた頃の私は、過去問は実力を測るために「何度か解く」だけのものだと思い込んでいました。

でも、英文を「1ミリもズレずに完コピ音読する」という地道な練習に変えてから、少しずつ英語力が上がっていくのを感じています。 もし今、「いくら勉強しても読めるようにならない」と壁を感じている方がいたら、新しい教材を探す前に、手元にある過去問をボロボロになるまで使い倒して音読してみてください。

PCやスマホより、すぐに書き直せる紙とシャーペンと消しゴムが最高の相棒です。色々と書き込んで音読することで、英語に対する感覚をしっかり染み込ませることができます。

ちなみに、私が脳内で音声が自動再生されるまで使い倒した教材はこちらの2冊です。音読の効果を最大限に引き出すには、本番と同じ質の高い音声が収録されている定番の過去問を使うのが一番の近道だと感じています。

実際に私が使ったのはもっと古い年度のものですが、最新版でないと今の問題の出題傾向に合わないので、現時点で新しいものを紹介しておきます。

最初は手探りで大変かもしれませんが、効果を感じやすい実用的な方法です。大人のやり直し英語、自分のペースで一緒にコツコツ進めていきましょう!

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