英検準1級二次で、四コマ漫画のストーリーを英語でナレーションする問題が出ます。
このナレーション問題なんですが、どの教材も『絶対に過去形で話しましょう!』と言っていて、受検者も「四コマ問題は、過去形で話さないといけないのね。」と知っていると思います。
この記事では、
・過去形を使って話す理由
・過去形をどのくらい使うべきなのか、もし現在形で言ったらどうなるのか
・過去形を使うナレーションの練習の仕方
などを、まとめて解説いたします。
わたしは、過去に英検準1級をS-CBTで受けて、一発で合格した経験があります。
1回で合格できたのは、二次試験の本番までに何度も何度も、過去形で話すトレーニングをした結果だと思います。
過去問集や、ネットの予想問題などを参考に、たくさんナレーションの練習をしました。
結論から言えば、
- 過去形や過去進行形を使って話すことが必須。
- 現在形で言うと評価(スコア)が落ちる。
- 合格のためには、何度も四コマ問題対策をすること。同じ問題を繰り返しやることも大事だし、たくさんの過去問・予想問題を集めて数をこなすことも大事。
ということになります。
この記事を読めば、ナレーション問題の過去形に関する疑問や不安が解消できて、試験本番でスムーズに過去形が使えるようになるための練習方法が分かります。
英検準1級の二次試験合格に向けて、過去形を使いこなせるように頑張りましょう!
準1級の四コマ問題の基本
まず、ナレーション問題の基本を理解しましょう!
- 与えられる時間…1分間の準備時間、2分間の回答時間
- 課題…提示された四コマ漫画について、指示に従ってできるだけ詳細にナレーションする
- 評価ポイント…内容の豊かさ、文法の正確さ、発音やイントネーション、流暢さ
四コマ漫画のナレーションをする問題は、二次試験の中でも配点のウェイトが高い問題になっています。
ここで自分の持つ英語力をしっかりアピールできると合格に近づくことができます。
【なぜ】四コマの問題で過去形が重要なのは、ストーリーを話すから
「ナレーション問題で過去形で話しましょう」と、言われています。
なぜ過去形で話すことが重要なのでしょうか。
過去形で話すことは、点数を取るための大事なポイントとなっています。
二次試験で合格するためには、「必ず過去形で話す」ことを念頭に置いて面接をうけましょう。
英検の二次試験で使う過去形の種類と使い方
ナレーション問題で使用する過去形には、いくつかの種類があります。それぞれの使い方と例文を紹介します。
とっさに適切な過去形を使えるように練習をした方がいいです。
過去完了と過去完了進行形は、使わなくても合格できるようです。
英検の公式のサンプル解答にも完了形は使われていません。普段いい慣れていない場合は、本番で無理して使おうとする必要はありません。
四コマ問題では、他の文法と過去形の合わせ技が効果的です
過去形を使ってナレーションするのは大切です。
ただ、他の文法ポイントと組み合わせることで英語力をアピールすることができますし、四コマのストーリーを表現する幅が広がるので、正確な描写が可能になります。
シンプルな文でも合格したという声はありますが、色々な文法を使いこなせている方が英語力が高いと評価されます。
普段のナレーションの練習のときから、文法を組み合わせて使う練習をしましょう!
具体的な組み合わせの例
二次試験で、自然と過去形で話せるように普段からできること
準1級の二次試験は、スピーキングだけの試験で、合格率も8割ほど言われています。
意外と合格率が高いと思ったかもしれませんが、普段から英語を話す機会のない人にとっては、スピーキングの試験は難しいと感じると思います。
実際、試験本番では「緊張して全然英語が出てこなかった」という人もいます。
試験までの間にナレーションの練習をしていって、過去形を使うことに慣れておきましょう。
- 毎日の練習
- 新聞や雑誌の写真を見て、過去形で描写する練習を毎日行いましょう。
- スマートフォンの写真フォルダにある写真を使って練習するのも効果的です。
- 四コマでなくても、1枚の写真やイラストでも練習になります。
- 録音して聞く
- 自分の説明を録音し、流暢さと文法の正確さをチェックします。
- 録音を聞き返すことで、自分の弱点を把握し、改善点を見つけることができます。
- 様々な場面を想像
- 日常生活のさまざまな場面(駅、学校、オフィスなど)を想像し、過去形で描写する練習をします。
- なるべくたくさんの語彙と表現を練習で使っておくことで、本番でも自然にフレーズが浮かぶようになります。
- 想像でなくても、今日実際に起こったことを思い出しながらナレーションする事も効果的です。
- フィードバックを得る
- 可能であれば、英語教師や経験者からフィードバックをもらいましょう。
- オンライン英会話サービスを利用して、ネイティブスピーカーと練習するのも効果的です。
- 時間制限を設ける
- 実際の試験と同じ条件(1分間の準備時間、2分間の回答時間)で練習しましょう。
- タイマーを使用して、時間管理のスキルも同時に向上させます。
- S-CBTの場合は、時間が表示されているので、30秒で次のコマに移るように練習します。
- 語彙力の強化
- 場面描写に役立つ形容詞や副詞のリストを作成し、定期的に復習しましょう。
- 過去問集には、ナレーション問題のサンプル解答が載っているので、よく使われるフレーズをリストアップすることもおススメです。
- 同義語辞典を活用して、表現の幅を広げることも重要です。
英検の二次試験で過去形を使うときに、よくする間違いと注意点
英検の二次試験では、1カ所でも言い間違えたら不合格というわけではありません。
ただ、話している途中でミスに気付くとその後の言葉が詰まってしまったり、試験後に不安になってしまったりします。
試験中にミスに気付くと、「しまった!」と思った瞬間にパニックになることがあります。
下記に、受験生がよくする間違いの例を上げましたので、本番で間違えないために、下記の点に十分に気を付けてトレーニングに励んでください。
- 現在形と過去形が混ざる
- 誤:The man was walking his dog and he stops to talk to a friend.
- 正:The man was walking his dog and he stopped to talk to a friend.
- 不規則動詞の過去形ミス
- 誤:The child falled off the swing.
- 正:The child fell off the swing.
- 過去進行形のミス
- 誤:Everyone was smiling and was having a good time.
- 正:Everyone was smiling and having a good time.
- 時制の一貫ができていない
- 誤:The sun was shining and birds sing in the trees.
- 正:The sun was shining and birds were singing in the trees.
まとめ
英検準1級二次試験のナレーション問題では、過去形の使用が必須で、スコアを上げるためになるべく文法のミスがないようにスピーキングをしたいところです。
試験中は時間を気にしながら英語を話すことになるし、緊張もしています。事前に十分なトレーニングをしておかないと本番で本領発揮するのは難しいと思います。
試験中は、頭がいっぱいいっぱいになってしまいますよね。
英検の二次試験はしっかり練習を重ねることで、必ず合格できるような試験です。入試のような選抜するための試験ではないので、自分の努力次第で英語力を伸ばせれば合格することができます。
この記事で紹介した内容を実践し、自信を持って試験に臨めるようにたくさん練習を重ねていって下さいね。
ナレーション問題は単なる文法テストではありません。与えられた四コマを通じて、あなたの語彙力や発音、英語での表現力、そして英語でのコミュニケーション能力が試されます。
過去形を正確に使用することを意識しながらナレーションすることを心がければ、しっかりスコアをとることはできます。
皆さんの英検準1級合格を心より応援しています。
少しでも参考になれば嬉しいです。応援してます!
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